寒い、寒い! クリスマス寒波到来の12月24日、滋賀県日野町の中林邸へ。うっすらと雪が残っています。
本日の参加は寝屋川市の祝出さん、大阪市の昇さん、施主、私というメンバーです。
今日の作業はフローリング材の施工です。まあ、難しくはありませんが、いろいろとポイントがあります。
まず、材料。中林さんが用意されていたのが、無垢のフローリング材で材質はパイン材。普通、床材には堅い材質の広葉樹が使われます。それは酷使される床面にキズをつけないためと、堅い広葉樹は「暴れ」が少ないからです。
まれにパインや杉などの針葉樹も使われますが、材質が柔らかいので、すぐにキズがつきます。また、針葉樹は伸縮幅が大きいので、乾燥すると隙間が目立つようになります。
で、簡単な説明をしたあと、作業開始です。施工は実(さね)加工のオス側にクギなどで止めます。取り付けは接着剤とクギの併用です。プロの世界ではフローリング用のネイラー(自動クギ打ち機)を使用します。ネイラーがない場合は、クギ止め、またはネジ止めをします。まあ、ネジ止めがおすすめです。
使用するネジはフローリング用の極細ネジです。今回もネジ止めとしました。用意されていたのがダンドリ(メーカー名)の三角ビットのもの。他にもいろいろと出ているので、探してみてください。
フローリング材を長さにカットして、実をはめてネジ止めするだけなので、難しくはありません。3列ぐらい張るとすぐに要領が分かってくるでしょう。
材は反っていたりするので、実をはめても隙間が開く場合があります。叩き用の小さなピースを用意して、実にはめてハンマーで叩いて、隙間を詰めてからネジ止めします。反りが大きいときはノミなどを使って、グイーと押し込んでやります。まあ、これは画像を見て。
フローリング材の端の納まりは、壁側は多少隙間があっても大丈夫です。幅木で仕上げるので見えなくなります。また、幅木などで処理ができないケースでは、隙間が出ないように合わせるようにします。
作業は順調に進み、予定の部屋を終了し、午後4時にはタイムアップとしました。
最後にフローリング材の長さについて。定尺と乱尺とがあります。定尺とは一定の長さになっていること。乱尺とは長さがマチマチであること。どちらでもかまいません。継ぎ目はそろえるより、バラバラにする方が見栄えがよくなります。
材料は無垢と合板があります。無垢は感じはよいが価格が高く、伸縮が大きいので隙間が開いたりします。合板タイプは伸縮がほとんどありません。部屋によって使い分けるのがよいでしょう。
材質ははじめに書いたように、広葉樹が一般的で針葉樹もあります。針葉樹はあまり安いものは製品ムラが多くなります。今回もありましたが、幅がほんの少し違うとか、厚さが微妙に違うとか、針葉樹は暴れが大きいので、さまざまな製品ムラが出ます。製材した材料を製品チェックし、ハネたものをB級品として安く売っている場合もあります。ご注意を!
実(さね)はもちろん、4面実がよいです。2面実のフローリング材も出回っていますが、この場合は「継ぎ」を作らないように施工するのが一般的です。
また、材料のカットはスライドソーが必携。正確に、精密に、きれいに、早く、カットできます。
また、今回はやらなかったが、フローリング材の実の向きを変えるというワザも絶対に必要です。方法は私の本を参考に。
(B.I.Y会報No.202より転載)
↑トップページへ トップ > BIYの活動/ただいま建築中 > 中林邸(20)
滋賀県日野町 中林邸------------------(20) 2011.12.24 第185回BIY勉強会
中林邸の建築履歴
フロアーネイルの代わりにネジ止めで。こっちの方が作業はスムーズ。床の材質はパイン材
使用したフロアー用の極細ネジ。ビットは特殊な三角ビット。専用なので箱に付属している
実がはまらない時はハンマーで叩き入れる。もちろん当て木をしてネ
叩いても隙間が開く場合は、ノミを使ってグッと押し込む。う〜ん、分かるかな?
中林邸でフローリング材を張る参加メンバー。床材が張れれば、またグッと家らしくなるネ
フローリング材のカット作業。仕上げなのでスライドソーを使うのがベスト
端をまっすぐにそろえるには、仮の木をネジ止めしておくのがよい
フローリング材施工の終盤。これだけのスペースなら1日もかからないが、途中でトラブルが?
中林邸(21)へ